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第二次補正予算に盛り込まれた医療体制の支援策
新型コロナウイルス感染症対策のための第二次補正予算が成立しました。この中で多くの先生方に影響がありそうな二つの事業をご紹介します。
1.新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金交付事業
医療機関に勤務し患者と接する機会がある医療従事者や職員に慰労金が給付されます。
【給付対象者】
- 令和2年2月12日(長野県の最初のコロナ患者受入日)から令和2年6月30日までに10日以上勤務していた職員
- 資格の有無や勤務時間は問われません(事務やパート職員の方も対象)。
【コロナ指定医療機関以外の給付額】
- 下記以外 1人 5万円
- コロナ患者の入院を受け入れた医療機関 1人 20万円
2.医療機関・薬局等における感染拡大防止等支援事業
院内等での感染拡大防止の取組みを行う医療機関に対して、その費用を助成します。
【助成額】
- 有床診療所 200万円、無床診療所 100万円、薬局 70万円
【対象となる費用の例】
- 待合室の混雑を防ぐための予約システムなどの導入費用
- 感染の疑いのある患者を混在させないための動線の確保に係るレイアウト改築費用
- オンライン診療を開始するための導入費用
4月1日以降すでに設備をした分も助成されるようですが、これから導入等を検討される方は詳細が判明するまでもうしばらくお待ちいただくことをお勧めします。
参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業(医療分)の実施について」
(文責:望月 美智子)