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クレジットカード納税
昨年「月刊未来経営」でご案内させていただきましたが、平成29年1月からクレジットカードによる税金の納付ができるようになりました。国税は法人税、所得税や消費税はもちろん、これまで振替納税ができなかった贈与税も対象となりました。これから確定申告の時期になりますので、ご検討されてみてはいかがでしょうか。
納税の方法はひと手間掛かります。インターネット上の「国税クレジットカードお支払いサイト」に入り、利用者情報、納税金額とカード情報を入力することにより決済することができます。ただし、税目や納税金額によっては複数回に分けて決済していただく必要や、カードの利用上限にも気を遣わなければなりません。(決済ごとに異なるカードの利用は可能です。)
クレジットカード納付の場合には確定申告時や予定納税の際にその都度お手続きが必要になります。また、納付を忘れることも考えられます。その点、振替納税の方が便利であるといえます。
残念ながら納付金額が1万円を超えるごとに82円(0.82%相当)の手数料(税込)※が発生します。クレジットカード決済ではポイントが付与されますが、銀行系のカード会社の還元率は0.5%程度と低く、手数料の方が高くなってしまいます。最近では1.0%を超えるような高還元率のカードも多く出てきています。カード会社によって取り扱いが異なりますので直接カード会社にお問い合わせください。
※必ずしも手数料率が0.82%とは限りません。
10,001円納付の場合には、164円手数料が掛かかるので、手数料率は1.64%となってしまいます。
確定申告を毎年されている先生は、基本的に口座での振替納税になっていると思います。二重の納付や納付漏れの恐れもございますので、クレジットカード納付される先生は必ず事前に担当者までご連絡をお願いいたします。
【文責 西澤和弘】